万来舎刊
 オフィス宮崎・編訳
 解説 加藤祐三(横浜市立大学名誉教授・元学長)
      伊藤久子(元横浜開港資料館調査研究員)


 毎日新聞(2009年5月16日)、日刊ゲンダイ(2009年5月20日)、神奈川新聞(2009年5月25日)、
 かまくら春秋(2009年6月号)、北海道新聞(2009年6月8日道南版)、日経新聞(2009年6月12日東京・神奈川・首都圏経済)で
 紹介されました。









 

喜 望峰をめぐる大航海の末、中国、琉球を経てペリー艦隊が日本に到着、幕府に国書を手渡すまでの克明な記録。大統領令により艦砲射撃を封じられ、補給路を持 たないペリーは、二枚腰でねばる日本を相手にどのような戦術をとったのか。当時の琉球王朝のようすや庶民の姿、小笠原の領有をめぐる各国のせめぎあいも興 味深い。
長い歴史を持つ日本が、誕生したばかりの国アメリカにうながされて世界に門戸を開く激動のドキュメント。読みやすい現代語になって登場。


いっ たん江戸湾を離れたペリーは、中国へ戻り、太平天国の乱を目撃する。刻々と変化する世界情勢を背に江戸を再訪したペリーを出迎えたのは、若き老中首座、阿 部正弘の意を受けた林大学頭と幕府の精鋭たちだった。職位を詐称するほどの背水の陣をしいて臨んだペリー。日米のぎりぎりの交渉が始まる。
日米和親条約の締結と、箱館、下田における外交交渉を描くとともに、幕末を生きた日本人の素顔やすぐれた文化を活写した貴重な一次資料。



ISBN978-4-901221-34-4
四六判 ハードカバー604ページ
定価:3,000円(税抜)
万来舎


ISBN978-4-901221-35-1
四六判 ハードカバー536ページ
定価:3,000円(税抜)
万来舎



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[上 巻]                     詳細目次へ⇒
日本語版によせて 加藤祐三
前書き
序 論
第1章 ペリー艦隊、日本へ
第2章 大西洋を越えて
第3章 喜望峰をめざして
第4章 インド洋を東南アジアへ
第5章 中国海域へ入る
第6章 中国を離れ琉球へ
第7章 大琉球島那覇への初訪問
第8章 大琉球島奥地踏査
第9章 琉球王宮を訪問
第10章 ボニン(小笠原)諸島の踏査
第11章 ふたたび大琉球島那覇
第12章 第一回日本訪問・浦賀
第13章 第一回日本訪問・久里浜上陸
第14章 第一回日本訪問・日本を発つ日

[下 巻]                     詳細目次へ⇒
第15章 三度目の琉球訪問
第16章 中国海域のペリー艦隊
第17章 四度目の琉球訪問
第18章 日本再訪
第19章 横浜上陸
第20章 日米和親条約(神奈川条約)の調印
第21章 江戸湾を離れ下田へ
第22章 下田滞在、箱館へ
第23章 箱館訪問
第24章 松前藩との会見、下田で付加条項合意
第25章 琉球と協約を結ぶ——日本遠征の終了
補 章 日米和親条約の批准交換

『ペリー艦隊日本遠征記』の周辺 伊藤久子

資料編 ペリー艦隊日本遠征航路/図版リスト/
      黒船人物録/ペリー日本遠征の艦隊


 




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